aespaが、10月21日の5thミニアルバム「Whiplash」発売へ向け多彩なティザーコンテンツを公開し、カウントダウンに入った。aespaならではのコンセプトを基にしながらも、タイトル曲でデビュー以来初のEDMベースのテクノ楽曲に挑戦するなど、aespaの音楽的な成長がうかがえる1枚になっている。
大ヒットした初のフルアルバム「Armageddon」が「私は私で定義する」を掲げていたのに対し、「Whiplash」は「主体性を持つ『私』は新しい世界を開く『Game Changer』」というキーワードを取り上げており、aespaの堂々としたクールな魅力を披露するという。そんな「Whiplash」について、SM ONE PRODUCTIONのチェ・ソンウ氏、チョ・ウチョル氏の両総括ディレクターが見どころを語った。
「Whiplash」はaespaとEDMの出合い
前作の「Supernova」が現在も多くの人に愛されているだけに、彼女たちが今回聴かせる新しい音楽にもたくさんのグローバルの音楽ファンから期待が寄せられている。
これに対しチェ・ソンウ氏は「5月に発売された『Armageddon』が期待以上に多く愛されただけに、今回のアルバムの曲を選定する過程では悩みも多かったです。『Whiplash』ではaespaのさらに進化した音楽色を見せたい。『Supernova』のような大衆的なジャンルではなく、むしろ好き嫌いが分かれるかもしれない曲ですが、これまでやっていなかったEDMベースにaespa独自の色を加えて披露するという挑戦の意味で見ていただければと思います」と明かしている。
チョ・ウチョル氏も「ONE PRODUCTIONのプロデューサーたちが『Whiplash』という曲を聴いて感じた第一印象が、すべて一致しました。それだけ良い曲だという確信とともに、“色”が鮮明な音楽だと思い、これを明確に表現するために不要な要素を最大限取り除こうとしました。前作のマキシマルなビジュアルと相反する、抑制されたパフォーマンスとビジュアルでaespa独自のまた違った魅力を感じられると思います」と述べている。
信頼して楽しめるaespaのアルバムプロモーション、今回も違う!
aespaのアルバムは毎回、革新的でコンセプチュアルなプロモーションで話題を集めており、「Whiplash」でも多彩なコンテンツとイベントでファンを盛り上げていた。
なかでも、機械モデルを操作して新作「Whiplash」音源の一部を直接ミキシングしダウンロードできる「WHIPMIXER(MY Remix Ver.)」体験や、パフォーマンス型ポップアップストア「aespa WEEK-#Whiplash_mood」のプレオープン、新曲を先に楽しめるプレローンチパーティー、ドイツのファッションブランド「032c」とコラボレーションしたカプセルコレクションなどは、斬新さとともにアルバム発売への期待感をかきたてた。
チョ・ウチョル氏は「『Whiplash』からは、ステージ上で音楽を操り君臨するDJと、音楽的なデータを通じてLED画面から視覚的に送りこまれる概念が連想されます。同時に、aespaという圧倒的な存在とともに、仮想のアバター『ae-aespa』を表現するのに適していると思いました。aespaの世界観が多重的に拡張された分、『Whiplash』では別の世界を開くaespa、つまりユニバースごとに生成されるデータが集まって新しいae-aespaが作られる姿を見せようとしました」と説明。さらにこう続けている。
「今後もaespaの世界が広がると同時に、さまざまな形でae-aespaにも会えるでしょう。またaespaのプロモーションはアルバムごとに『経験による没入』を最大の目標としているだけに、公式ホームページではDJミキサー機能を使って『Whipmixer』という仮想のDJパッドを提供。音楽の鑑賞だけにとどまらず、aespaの音楽を自分流にリミックスできる経験を提供しようとしました。032cとのカプセルコレクションや試聴会、プレローンチパーティーのように、音楽とファッション、文化の結合を通じて、aespaの音楽とコンセプトを多彩な方法で体験できるようにしようとしたのです」
「グローバルヒットメーカー」aespaの新しい挑戦
メガヒット曲を次々と生み出し、名実ともに「グローバルヒットメーカー」として位置づけられたaespa。「Whiplash」はaespaの音楽的成長と新しい挑戦に焦点を当てただけに、活動に臨む目標と抱負も「最もaespaらしくも、これまで見たことのないaespaを見せること」に重点が置かれている。
チェ・ソンウ氏は「『Armageddon』発売以降、日本デビューと2回目のワールドツアーなど多くのスケジュールをこなす中でアルバムを準備するのは決してやさしいことではなかったが、メンバーたちはよくやってくれた。特に『Armageddon』が広く愛されただけに、『Whiplash』という新しい音楽でそれに報いたいというメンバーたちとONE PRODUCTIONスタッフの考えが一致したからこそ可能だったと思う」とねぎらった。
「もちろん今回のアルバムでも大きな成果が出れば良いが、それよりも『aespaはこういうこともよくやるね』あるいは『aespaでなければ誰が(できるのか)』などの反応が出ることを期待しています」