aespaが2026年5月18日、5月29日発売の2ndフルアルバム『LEMONADE』のタイトル曲「LEMONADE」のプレビュー映像を公式チャンネルで公開しました。30秒ほどの短い予告ですが、コメント欄では「whiplash」「spicy coded」「Techno is life」と一気に沸いていて、aespaがまた新しいサウンドを掘ってきたぞ、という空気がはっきり伝わってきます。
テクノに寄せた、輪郭の硬いビート
このプレビューで一番に飛び込んでくるのは、やっぱり音です。低音がドスンと座っていて、その上に金属的なシンセが細かく刻まれていく、テクノ寄りのトラック。先行曲「WDA」のヒップホップなムーブとはまた違うベクトルで、こちらは身体を直線的に動かしたくなるビートになっています。個人的には、aespaが「Armageddon」「Supernova」で見せていた近未来テクノ路線の進化版、という感触で、ファンが「Armageddonとspicyのブレンド」と書いていたのにすごく納得しました。
世界観は“ネオンイエローのサイバーストリート”
映像のトーンが、これまでのaespaの黒×銀のシリアスな近未来とはちょっと違っていて、ここがとても新鮮でした。背景に置かれているのは、ネオンイエローの壁、警告ポスター、青空のスカイ、壊れたフェンス、「NO EXIT」と書かれた看板、そしてレモネードの広告ボード。サイバーパンク的でありつつ、どこかチープでポップなストリートのキッチュさが混じっていて、いかにも“レモネード”の酸っぱさと弾けが画として鳴っているような世界観です。先日公開されたコンセプトトレーラー「COMPLÆXITY」の重い暗視スコープ的トーンとはまた違う面で、本体『LEMONADE』にはこのレンジ幅すべてが入っているのだろうと思うと、29日が待ち遠しくなります。
この映像の主役は、ニンニン
プレビューのカット割りを見ると、明らかにニンニンに尺が割かれていて、コメント欄も「Ningselle domination!」「Giselle and Ningning always rocking together」とジゼル&ニンニンへの熱がすごい。ですが、見た目の印象でいうと、この回はニンニンが主役でした。
ニンニンの衣装は、ネオンイエローと黒のチューブトップに、黒のショートパンツ、黒のロングブーツ。蛍光グリーンのブレスレットと、ネオンイエローのレンズが入ったサングラスを合わせていて、もう全身が今回のアルバムのカラーパレットそのものになっています。髪は黒髪ベースに赤とピンクのハイライトを差し込んだロングストレートで、視界に入った瞬間に「ニンニンだ」と分かる強度がありました。メイクはキャットアイをくっきり立てて、リップはピンク系。クールな視線でカメラを射抜くカットから、いきなりウインクと弾ける笑顔に切り替わる振り幅が、このまま曲のコンセプト(テクノなのに弾ける)を体現していて、個人的にはここがいちばん好きでした。
動きの面でも、カメラに向かって走り抜けるカット、ポールに身体を預けて構えるカット、クーラーボックスにちょこんと座ってポーズを決めるカットと、躍動と余裕を行き来していて飽きさせない。コメントで「She is sooo baddie」と言われていたのも頷ける、堂々とした空気感です。
ジゼルが匂わせた、ヘアカラーの予告
ジゼルもこの映像に登場していて、海外のファンが「GISELLE TOLD US BOUT HAIR COLOURSSSS」と反応していました。事前にジゼルが新しいヘアカラーをほのめかしていたタイミングと重なって、プレビューのカットがその答え合わせになった、という流れだったようです。短い登場でも反応がここまで起きるあたり、ジゼルが今回のカムバでビジュアル面の核を握っている空気感があって、本編MVでどう仕上がってくるのか、ここはぜひ注目しておきたいところです。
5月29日、本体『LEMONADE』へ
先行曲「WDA」では、ヒップホップなムーブとG-DRAGONとのコラボで“Whole Different Animal”を見せてくれたaespa。タイトル曲「LEMONADE」はそこからガラッとレンジを変えて、テクノとサイバーストリートで弾ける顔を見せに来ました。コメント欄では早くも「This is my album of the year」という声が出ていて、個人的にもこの2曲のコントラストが本体でどう並ぶのか、トラックリスト全体の構成が見えてくる29日がとても楽しみです。引き続き、ていねいに追いかけていきます。