今週のKTR K-POP週間ランキングは、Hearts2Heartsの「RUDE!」が+334万再生で堂々の首位となりました。注目はBLACKPINKで、2月のカムバ曲「GO」を含む9曲に加えメンバーJISOOのソロ「FLOWER」を合わせて合計10曲がランクイン。30件中10件を1グループ系で占めるという、ちょっと異例の一週間です。
aespa「Whiplash」が4位で粘りの再生数を見せ、Stray Kidsは新譜「Do It」を含む4曲、TWICEは新譜「THIS IS FOR」を含む3曲ランクインと、トップグループの楽曲がチャート上位を埋め尽くしました。順位の物語を、データと文脈の両方から読み解いていきます。
今週のTOP30一覧
順位/アーティスト/曲/週間+再生/累計の順で並べています。曲名をクリックするとKTR内の個別ページに飛びます。
Hearts2Hearts「RUDE!」が首位独走 チャレンジ36億再生からの持続バズが止まらない
首位はHearts2Heartsの「RUDE!」、+3,347,470再生で累計95.5Mに到達。MVは2026年2月20日公開なので、リリースから約3ヶ月が経過しているのに伸びがまったく落ちていません。
SMエンタテインメントの発表によれば、「RUDE!」のチャレンジ動画は4月末時点で累計36億再生を突破し、中国QQミュージックでも7週連続1位を獲得。週間ストリーミング1位を5週連続でキープと、海外チャートでも持続的な強さを見せています。
さらに5月8日には「KCON JAPAN 2026」に出演し、日本のファンの前で初の大規模イベント参戦を果たしました。MV再生・チャレンジバズ・海外チャート・大型イベントが連動して効いている、いわば「持続バズの教科書」みたいな動きだと個人的に思います。
同じくHearts2Heartsの「STYLE」(2025年6月リリース)も24位(+82万再生)にランクイン。すでにSpotifyで1億再生を突破している楽曲なので、新曲だけでなく過去曲もしっかり伸び続けている点がこのグループの底力ではないでしょうか。
BLACKPINK 30件中10件占有の異常事態 新曲「GO」+過去ヒット9曲が同時にチャート上位を席巻
今週最大の注目はBLACKPINK。新譜「GO」(2026年2月27日リリース)が5位、その前哨戦としてリリースされた「JUMP」(2025年7月リリース)が2位、そして過去のヒット曲が7曲(メンバーJISOOのソロ「FLOWER」を含む)同時にランクインしています。
- 2位 「JUMP」(2025年7月) +3,024,067 累計383.5M
- 3位 「Kill This Love」(2019年4月) +1,892,206 累計2.21B
- 5位 「GO」(2026年2月) +1,619,423 累計75.6M
- 8位 「Pink Venom」(2022年8月) +1,541,289 累計1.07B
- 9位 「BOOMBAYAH」(2016年8月) +1,440,667 累計1.87B
- 13位 「DDU-DU DDU-DU」(2018年6月) +1,332,143 累計2.39B
- 15位 「Shut Down」(2022年9月) +1,234,669 累計803M
- 16位 「AS IF IT’S YOUR LAST」(2017年6月) +1,202,459 累計1.52B
- 25位 JISOO「FLOWER」(2023年3月) +810,941 累計646M
- 28位 「PLAYING WITH FIRE」(2016年10月) +757,379 累計962M
注目すべきはデビュー曲「BOOMBAYAH」が10年経っても今週+144万再生している点と、累計2B超の「Kill This Love」「DDU-DU DDU-DU」が今もこの伸び方をしている点です。新規ファンの流入と既存ファンの再消費が同時に起きていないと、ここまで全方位に火がつくのは難しいのではないかと思います。
背景には、現在進行中のワールドツアー「DEADLINE WORLD TOUR」が大きく効いている可能性が高そうです。2026年1月の東京ドーム3日間で16万5,000人を動員、香港でツアー最終公演を終え、その後カムバを2月27日に実施。さらに「JUMP」は米レコード産業協会(RIAA)でGold認証を取得、韓国国立中央博物館とのK-POP史上初のコラボ企画もスタートと、新譜のリリースだけでなくグループ全体の話題量が異次元の状態が続いています。
BLACKPINKというグループの楽曲ライブラリそのものが「資産」になっている、今週はそれが数字に出た一週間と言えるのかもしれません。
aespa「Whiplash」が4位の粘り 新譜「LEMONADE」前の熱量がそのまま乗っている?
aespaの「Whiplash」が4位(+178万再生/累計285M)。MVは2024年10月21日リリースなので、約半年経過してもTOP5に居続けています。
aespaは今週、TOP30内に他にも3曲ランクインしています。21位「Drama」(2023年11月)、26位「Supernova」(2024年5月)、27位「Armageddon」(2024年5月)と、過去2年分のヒット曲がすべてチャート圏内に残っている形です。
背景にあるのは、4月末に発表された新ワールドツアー「SYNK : COMPLaeXITY」と、5月発売予定の2ndフルアルバム「LEMONADE」のティザーコンテンツ。4月27日には東方神起と合同で「SM Weekend」を開催し、計30万人を動員しました。
新譜のティザーが進むにつれて、ファンが過去楽曲を聴き返す動きが起きているのかなと個人的に分析しています。「Whiplash」がここまで粘れているのは、楽曲そのものの強度に加えて、グループの次の章への期待感が後押ししている部分が大きそうです。
来週以降の週間ランキングに反映予定 aespa「WDA」とBABYMONSTER「CHOOM」が日次ですでに爆発中
今週の週間ランキング集計が締まった後、すでに大きな新譜がいくつもリリースされています。日次ランキングを覗くと、その勢いが数字に出てきていました。
もっとも注目なのがaespa「WDA (Whole Different Animal) (Feat. G-DRAGON)」。5月11日にリリースされたばかりの新曲で、日次ランキングでは+746万再生で堂々の1位。aespaとG-DRAGONというK-POPの新旧ジェネレーションを跨ぐコラボが話題を集めており、来週の週間ランキングではほぼ確実にトップ争いに食い込んでくると個人的に見ています。
次いでBABYMONSTER「CHOOM」。5月4日リリースの新曲が日次2位(+454万再生)と、こちらも勢いが落ちません。YGの新人ガールズグループとして急成長を続けている彼女たちの、現時点での到達点を示す動きだと思います。
4月30日リリースのILLIT「It’s Me」も日次4位(+87万再生)で、来週の週間ランキングに食い込んできそうな勢い。さらに5月10日リリースの&TEAM「Bewitched」も日次29位にランクインと、5月の新譜カムバ組が一斉に動いています。
BTSも完全体での5thアルバム「ARIRANG」(3月20日リリース)以降、収録曲「SWIM」「2.0」「Hooligan」が日次上位に入ってきています。4月17・18日の東京ドーム公演を含むワールドツアー「BTS WORLD TOUR ’ARIRANG’」が継続中で、新譜の動きが日次ランキングに反映されてきている形ではないでしょうか。
来週の週間ランキングがどう塗り替わるのか、これマジで楽しみすぎませんか? 引き続き追っていきます。