11月1日、ソウル市マポ区のYG本社にてBABYMONSTERの新アルバム「DRIP」の発表記者会見が行われた。「韓国トレンド研究所」はこれを現地取材。取材申請時の事務所側とのカカオトークとのやりとりでは、間違って「ショーケースへの出席を希望します」と送ったが、「記者会見です。彼女たちの言葉をしっかりと聞いていただく会というイメージでしょうか」と返ってきた。
当日は写真も動画も撮影なし。まさに彼女たちの言葉をしっかりと聞く機会となった。本人たちからの内容はミニアルバムではない「フルアルバム(一般的に10曲前後収録。準備期間がかかる)」という点が強調され、記者からの質問では「YGの先輩アーティストたちとの絡み」の内容が多かった印象だ。ここに全文を紹介する。
写真=すべてYGエンターテインメント
まずは司会者とのやりとりでアルバムを紹介
【フルアルバム発売の感想】
ローラ:ついに初のフルアルバム「DRIP」でお会いすることができました。ファンの皆さんの愛に報いる気持ちで一生懸命準備しました。準備期間中、ファンミーティングも盛況のうちに終えることができました。多くのことを学んだ時間でした。充実した1年を過ごしました。 チキタ:様々なジャンルが詰まったアルバムだけに、私たちBABYMONSTERの新しい姿をお見せできることがとても嬉しいです。
【YGアーティストの中で最も早いスピードでフルアルバムをリリースしたアーティストについて】
アヒョン:私たちもこのアルバムを準備しながら新しい試みをたくさんしました。月末評価の時に様々なスペクトラムのジャンルを練習したのが、とても役立ったと思います。今回のアルバムを準備する中で、多くのスタッフの方々が頑張ってくださったので、この場を借りてもう一度感謝の言葉を伝えたいと思います。
【アルバムの紹介】
ラミ:「DRIP」というアルバムタイトルに相応しく、私たちBABYMONSTERの魅力を溢れるほど詰め込みました。初のフルアルバムだけに多くの注意を払い、全9曲が収録されています。様々なジャンルが含まれているので、大衆の皆さんが選んで聴く楽しみがあると思います。ファンミーティングツアーや活動を通じて積み重ねてきた成長を考えながら準備しました。 ルカ:今回のアルバムではBABYMONSTERならではの「YGニュークラシック」を表現できると思います。声色や私たちならではの「TEEN」らしい魅力もお見せします。
【ダブルタイトル曲での活動について】
アサ:最初は「DRIP」だけが単独タイトルでしたが、すべての曲がとても良い曲です。そのため、会社と相談をしながら「DRIP」だけミュージックビデオを撮るのはもったいないと思いました。それで「CLIK CLAK」もとても良い曲だと思い、協議の後ダブルタイトルで行くことに決定しました。
【タイトル曲「DRIP」の紹介】
アヒョン:反転のある曲です。「CLIK CLAK」を先に披露した理由は、素直な姿を先にお見せしたかったからです。「DRIP」はEDMが強いビートにパフォーマンス、そしてサビの振り付けを集中的に見ていただけると良いと思います。活かしたかったポイントは「みんなで楽しんで、みんなで踊ろう」という陽気な雰囲気を込めてみました。
現地メディアとの質疑応答
Q:「YG流オリジナルヒップホップ」という修飾語をよく使いますが、BABYMONSTERが理解するYG流ヒップホップとは?
ローラ:ミュージックビデオでも出ているように、角が立つというよりは、自由に表現する感じが強いです。そして「SHEESH」の時は強烈に表現されましたが、今回はもう少しフリーな感じが加わったと思います。
Q:「YG流オリジナルヒップホップ」をどのようにBABYMONSTERならではの色として継承し発展させましたか?
アヒョン:ヒップホップベースを維持しながら、「POP」な感じを出すために衣装はもちろん、ヘアやメイクアップもそういった感じを加えました。YG正統ヒップホップは「CLIK CLAK」では少し抑えめですが、すっきりとしたかっこよさがYG固有のヒップホップスタイルだと思います。
Q:最近2NE1のコンサートにゲストとして出演しましたが、アドバイスをもらったことはありますか?
ラミ:2NE1先輩のコンサートにゲストとして出演すると聞いた時、とても驚きました。とても良い機会を与えていただき、多くのことを学びました。アドバイスをもらったというよりは、私たちもあのステージに立ち、先輩たちのステージを見て多くのことを学ぶことができました。大きな栄誉でしたし、それのおかげでさらに成長することができました。
Q:タイトル曲「DRIP」の作曲にG-DRAGONが参加して話題になっていますが、このニュースを聞いてどう感じましたか?
ローラ:最初私たちもそのニュースを聞いた時、当然みんなが驚きました。そのため「本当ですか?」と何度も聞き返しました。参加していただいた分、私たちも恩返しとして一生懸命活動してお見せしなければと思いました。 アサ:最初にG-DRAGON先輩のデモを聴いた時、そのスタイルとスウェッグを追いかけようと懸命な努力をしました。私たちだけでなく、7人全員で録音する時も非常に努力をして気を使ったと思います。
Q:ファンミーティングツアーを通じて成長した部分は? (本編集部から質問)
アサ:ファンミーティングを通じて様々な国に行くことができました。ファンの皆さんの大きな愛を実感することができ、感謝の気持ちも感じました。ファンの皆さんがとても反応もよくしてくださって、楽しくファンミーティングを終えることができました。様々な国にいるファンの皆さんと仲良くなれる機会でした。
先ほどのアルバム収録曲の7番目「Wokeup In Tokyo」を聞いたとき、「ああ日本語のフレーズが聞こえてきたなぁ」と感じたものです。曲を作っていく過程でそれらが選ばれた理由について詳しくお聞きしたいと思います。そして、もし盛り込みたかったけれど入れられなかった日本語フレーズがあれば教えてください。
Q:アルバム収録曲の7番目「Wokeup In Tokyo」では日本語が聞こえた。選ばれた単語の基準は? (本編集部から質問)
ルカ:「『Wokeup In Tokyo』を作る時に、作詞はとても自然に進みました。そして歌詞の中に私たちの名前を入れてみたのですが、それもまた面白くて。良いと思って入れてみました」
アサ:「私たちのストーリーや好きなこと、そして個人的な部分で表現できることを最大限入れてみようと思いました。後半を聴いていただくと、とても面白い言葉が出てきます。なので後半まで聴いていただいて、『私たち二人は日本でこういうものが好きなんだ』『こういう言葉を使うんだ』と思っていただければと思います」
Q:すでに実力派として定評がありますが、アイドルグループとしてライブステージの重要性をどの程度考えていますか?
ラミ:普段から着実にライブ練習をしていますし、練習生の時から着実に堅実な基礎を積み重ねてきたからこそ、このようにライブが上手くできるのではないかと思います。 ローラ:ピンマイクで行うのとハンドマイクで行うのとでは、音の伝わり方が確実に違います。ファンの皆さんがどうすれば私たちのステージを楽しめるかと考えた末にハンドマイクに変えたのですが、多くの方に好評をいただき、ただ感謝するばかりです。 アヒョン:ハンドマイクを使用した理由は、ステージの面白さがハンドマイクを使用した時の方がより活きてくると思ったからです。そして臨場感もとても良く、ファンの皆さんの反応も良かったです。また、私たちのカスタムマイクで行えて更に嬉しかったです(笑)。
Q:今回の活動でのライブステージはどのくらい自信がありますか?
ラミ:今回の活動もハンドマイクで活動する予定です。ライブをするのは、私たちの魅力と実力をもっとアピールしたいということもあります。多くの良い反応があったので、もっとお見せしたいです(笑)。
Q:今回のアルバムを通じて新しい試みをたくさんしたとのことですが、プレッシャーはなかったですか?
ラミ:プレッシャーというよりは、今回のアルバムが初のフルアルバムということもあり、魅力をよくお見せしたくて、どうすればより多様なトーンとボイスをお見せできるか、そういった考えを多くしました。私たちも今回のアルバムを準備しながらとても楽しかったです。様々なジャンルが多いので、それを一つ一つ録音しながらも期待が大きかったです。 ローラ:ヤン・ヒョンソク総括プロデューサーは毎回準備を始める時から最後まで私たちの側を見守ってくださいました。振付けもディテールを見てくださって修正もしてくださり、頼もしい支えになってくださいました。今回も大変な努力をしてくださって感謝しています。
Q:今回のアルバムで達成したい目標と来年に控えたワールドツアーへの抱負は?
ローラ:これまでで最もやりたかったことがワールドツアーです。7人全員が一つの目標として持っているほど、とてもやりたかったので、成功裏に成し遂げたいです。ファンの皆さんがとても待っていてくださって、多くの愛と応援を送ってくださったので、それだけ楽しいコンサートを準備して作り上げますので、多くの期待をしていただきたいです。
Q:「DRIP」でのアヒョンさんの3段高音が印象的ですが、録音のエピソードは?
アヒョン:最初は3段高音ではなく、一つの音で安定的に行くメロディでしたが、録音当時に修正されました。音が高いので早く終わらせようと決心した後、3、4回で録音を終えました(笑)。
Q:今回のアルバムでBABYMONSTERの魅力を感じられるポイントは?
アヒョン:悩むことなくこのアルバムでプレイリスト一つを完成できそうです(笑)。
ローラ:アヒョンオンニの言葉の通り、メンバーが7人で多国籍グループなので、色や魅力がみんな違います。聴いていただきながら楽しさを感じていただけると思います。
Q:2NE1とBLACKPINKの長所だけを抽出してさらに注目を集めているようですが、プレッシャーもあると思います。メンバーたちは先行する二つのチームのどんな点を継承し、どんな点を差別化しようと努力しましたか?
ローラ:私たちが2NE1、BLACKPINKのコンサートを全て観覧しました。プロフェッショナルな姿がとても素敵でした。見てきて「本当にかっこいい」といつも感じました。私たちもあのようになろうといつも意志を固めました。それだけファンの皆さんとコミュニケーションを取り、ステージを楽しくするグループになれたらいいと思います。
Q:国内音源チャートTOP5にYG出身のG-DRAGON、ROSÉ、JENNIEがいますが、チャート成績のシナジーを期待するとすれば?
ローラ:私たちも先輩方がリリースされた曲をとてもよく聴いています。私たちもYGの後輩として音源成績が良く出れば本当に夢のようだと思っています。
【最後にフルアルバム活動に臨む意気込み】
ラミ:今回は「CLIK CLAK」「DRIP」だけでなく、後続活動も予定しています。様々なコンテンツも多く準備中なので、期待していただきたいと思います。楽しく作業をし、とても良い時間でした。ファンの皆さんと大衆の皆さんに多く好んでいただけることを願っています。