韓国のかき氷は「具が大事」! とうもろこし、アボガド、桃をどかんと… それを最後にぐじゃぐじゃにして…
日本の7月25日は「かき氷の日」。
一般社団法人・日本かき氷協会が制定したもの。
別名を「夏氷(なつごおり)」という。「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせから。また1933年(昭和8年)のこの日、フェーン現象により山形県山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録したこと(日本最高気温の日)にちなみ「かき氷を食べるにふさわしい」として選ばれた。
では韓国にはどんなかき氷がある? あきらかに日本にはない発想のものがたくさんある。まずは見てびっくりというものだらけだ。
韓国語ではかき氷を「ピンス」という。
「ピン」は「氷」の韓国語読み。「ス」は「水」。
韓国では「3000年前に中国で初めて食されたものが伝来してきた」とされている。
とはいえ韓国では「パッピンス」という言い方のほうが一般的だ。「パッ」は「あずき」のことだが、かき氷の総称として使われることが多い。小豆が入っていないフルーツ中心のものを「クァイルピンス」とも呼ぶが。
いずれにせよ、どちらかというとシロップの味が前面に出てくる日本と、具が中心の韓国の違い、といったところか。
では実際に韓国のネット上で話題となっているかき氷とは?

数多い韓国のブロガーの「かき氷ランキング」に入ってくる「トウモロコシかき氷」。これが出てくるのは…済州島の済州市内ジョンシルにある「ドリファグァ」というカフェ。正式メニュー名は「チョダンコクスユ(若穂コーン)のかき氷」。弾けるような甘さのトウモロコシを使ったクリームがたっぷりと入っており、食感は「あっさりとしながらも、まろやかな」なのだという。夏季限定メニューで価格は一人前16,000ウォン。

こちらもなかなかのビジュアル。ずばり「アボガドかき氷」だ。ミルク氷の上にアボカド、甘いあずきともちが加えられている。あっさりとしながらも、クセになる。そんな味わいなのだそう。こちらもじつのところ…済州島のカフェのメニュー。西帰浦市に位置するカフェ「ガーデン・オブ・ウアダン」で出てくる。価格は26,000ウォン。同店はこのほかアップルマンゴーかき氷も有名。
最後にひとつ、韓国の習慣の話を。
韓国ではかき氷を…混ぜて食べる。ぐちゃぐちゃに混ぜる。ピピンパと同じ発想で
筆者自身、数年前にソウルで韓国の友人複数とカフェに行き、かき氷を注文したことがある。その際、ちょっと電話がかかってきて席を外し戻ったら… その隙に勝手に混ぜられていた。「おい、何すんねん? 俺のかき氷に?」と軽く抗議したところ、「おまえ、混ぜてなかったから。パッピンスは混ぜて食うもの」とあっさり言われた。「ああアウェーゲームだな」と悟り、黙って食べた。