【韓国旅行がよくなる話】vol.2 気をつけたいソウルでの「バスのマナー」 ホントに乗車拒否になる!

どうも~ 韓国トレンド研究所編集長の吉崎エイジーニョです。

外語大で韓国語専攻後、韓国取材歴じつに30年。2025年は月イチペースで訪韓してました。取材した相手はアイドルから政治家、脱北者まで…。

どんなに長い時間ソウルにいても、現地で失敗してしまうことがあります。

最近は⋯「ソウルのバスで思いっきり乗車拒否された」

車内で大暴れした、といったことではありません。

バス停で待っていて、乗車しようとしたら運転手さんに「乗れません」と言われたのです。えーーーっなんで? と思ったのものです。

なぜか。

理由はじつはハッキリとバス停に書かれてました。

日本語も出てますが、韓国語部分を訳します。

コーヒーなどの飲食物を持って乗らないようにしましょう
市内バス運転者は旅客安全並びに被害防止のために飲食物が入ったテイクアウト用のコップ、または不潔・悪臭物品の運送を拒否することが出来ます

確かにその時、バス停すぐ近くでアイスカフェラテを買って、手に持ってました…。

 

ぶっちゃけて、筆者自身あまりこのルールを知りませんでした。

しかし、2018年1月8日からはっきりとソウル市の条例でこれが定められているのです。要は「こぼれる心配のあるパッキングの飲み物・食べ物は禁止」ということ。

それまでソウル市のバスでは「こぼれた飲み物が衣服や顔にかかる」「熱い飲み物がこぼれて、別の乗客が火傷」「車内で食べ物がこぼれ、悪臭を放つ、あるいはハエなどが車内に入る」といった出来事があり、これを防止するために禁止処置がとられました。

 

ソウル市民も「うっかり忘れる」ことがある

2018年1月4日に禁止条例がスタートしましたが、「何が禁止物なのか、基準が曖昧」との声が多く寄せられ、同年4月頃にによりはっきりと禁止の基準が示されました(下記を参照)。

とはいえ、新しいルールの浸透は「全く問題なし」とはいかず⋯2023年10月11日には「聯合ニュースTV」がこんなニュースを報じています。

「『飲み物はダメです』と制止されると、持っていたスムージーを投げつけ…バス運転手『このようなことは日常茶飯事、とても辛いです』」

秋口のちょっと遅いソウルでの花火大会の帰り道。酔った乗客が持ち帰り用カップに入ったスムージーを持って乗車しようとした。運転手が乗車拒否しようとしたらブチギレて、そのスムージーを地面に投げつけた⋯。

ブチギレるのはいけませんが、確かにソウル旅行中の日本人観光客も「うっかりカップを持ってバスに乗ろうとする」ということはあるでしょう。

ソウルではホントに乗車拒否されますのでご注意を。

(参考までに2018年にソウル市が発行したプレスリリースの内容を全文翻訳いたします)

ソウル市、市内バス内への飲食物持ち込み禁止に伴う詳細基準を策定

担当部署: 都市交通本部 バス政策課
お問い合わせ: 02-2133-☓☓☓☓
修正日: 2018年3月29日

  • 1月4日施行のバス内飲食物持ち込み禁止…詳細基準を策定し市民広報、バス運転手教育を実施
  • 軽い衝撃でも外に漏れる可能性があるもの、または包装されておらず車内で飲食可能な飲食物の所持を制限
  • 包装・密閉された飲食物、ビニール袋などに入った野菜、肉類などの食材は所持可能
  • 市は「継続的な広報により市民の協力を得て、安全で快適なバス環境を造成」

「買ったばかりのコーヒーでまだたくさん残っているけど、バスに持ち込んでもいいのかな?」

「家で待っている子供たちと食べるために買ったピザ。持ち込んだらダメなの?」

□ どんな食べ物ならバスに持ち込めて、どんな食べ物はダメなのか分からない場合は、ソウル市が策定したバス持ち込み制限飲食物の詳細基準を確認しましょう。

□「ソウル特別市市内バス財政支援及び安全運行基準に関する条例」の一部改正により、去る1月4日からソウル市内バス内への飲食物持ち込み制限が施行される中、ソウル市が詳細基準を策定し、運転手教育と広報に乗り出しました。

□ 市内バスに持ち込めない飲食物の具体的な基準を求める市民と運転手からの問い合わせが継続的に寄せられており、これを解消し、市内バス運転手が共通の基準を適用できるようにするためです。

□ 詳細基準には、2018年1月4日の飲食物持ち込み制限施行後、最近までソウル市に寄せられた市民の意見と、市内バス運送事業組合、運輸会社関係者の意見を取りまとめて反映しました。

□ 軽い衝撃により内容物が外に流れたり漏れたりする可能性のある飲食物や、包装されておらず車内で食べることができる飲食物を持って乗車する乗客に対しては、運転手が運送を拒否できるよう詳細基準を定めました。
○ 軽い衝撃とは、誤って床に落とした場合などを含みます。車内で食べる目的ではなく、単に運搬するために包装された飲食物または食材などは、乗車時に所持することができます。
□ 例えば、使い捨て容器に入った飲料や氷などの飲食物、使い捨てカップに入ったチキン・トッポッキなどの飲食物、複数の使い捨てカップを運搬する容器などに入った飲食物、蓋がないまたはストローが刺さった缶・プラスチックボトルなどに入った飲食物などは持ち込み禁止となります。また、車内で飲食物を食べる乗客は、運転手が下車させることもできます。
□ 一方、紙箱などで包装されたチキン・ピザなどの飲食物、蓋が閉まったプラスチックボトルなどに入った飲料、開けていない缶に入った飲食物、密閉型タンブラーなどに入った飲食物、保温ボトルに入った飲食物、ビニール袋などに入った野菜、魚類、肉類などの食材、市場などで購入・運搬する少量の食材などは持ち込むことができます。

【適用例】

持ち込み禁止

  • 使い捨てカップに入った熱い飲料や氷などの飲食物
  • 使い捨てカップに入ったチキン、トッポッキなどの飲食物
  • 複数の使い捨てカップを運搬する容器などに入った飲食物
  • 蓋がないまたはストローが刺さった缶、プラスチックボトルなどに入った飲食物

持ち込み許可

  • 紙箱などで包装されたチキン、ピザなどの飲食物
  • 蓋が閉まったプラスチックボトルなどに入った飲料
  • 開けていない缶に入った飲食物
  • 密閉型タンブラーなどに入った飲食物
  • 保温ボトルに入った飲食物
  • ビニール袋などに入った野菜、魚類、肉類などの食材 ※市場などで購入・運搬する少量の食材など

□ これに伴い、市では4月初めから市内バス車内と停留所に詳細基準を知らせる広報物を掲示して市民に周知し、市内バス運転手教育も並行して実施し、持ち込み基準をめぐって起こるトラブルの解消にも取り組む方針です。

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