YGが新方針発表 「俳優マネジメントを終了」 所属にKARAや元APINK 「ウ・ヨンウ」出演者ら

K-POP大手事務所「YG」が17日午前に韓国メディアプレスリリースを発行。「音楽事業に集中、俳優マネジメントは終了」という方針を発表した。理由はK-POP市場でのリーダーシップを確固たるものにするための「選択と集中」。

同社の俳優マネジメント部門には「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のテ・スミ弁護士役で知られるジン・ギョン、「ペーパーハウスコリア」の政治家キム・サンマン役のチャン・ヒョンソンのほかKARAのスンヨン、元Apinkのソン・ナウンらが所属している。

以下、YGからのプレスリリース全文を翻訳しお伝えする。

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YG、音楽事業に集中 .. 俳優マネジメントは終了へ
-K-POP市場でのリーダーシップを確固たるものにするための「選択と集中」

YGエンターテインメントが本業である音楽に集中するために事業構造の再編を断行し、その一環として俳優マネジメント業務を終了すると17日に明らかにした。
YG側は「これまで共に歩んでくださったすべての俳優の皆様と、多くの愛を送ってくださったファンの皆様に心から感謝する。最後まで必要な支援を惜しまない」と述べた。

YGは音楽事業への集中のための準備を段階的に進めてきた。昨年にはYGXをグローバルトレーニングセンターに吸収し、その専門性と能力を内在化した。また、10名程度だった社内プロデューサー陣を50名程度まで拡大し、制作システムをさらに強化した。

その結果、昨年4月に正式デビューしたBABYMONSTERはデビューミニアルバムに続いて11月に初のフルアルバムを発売し、グローバルファンミーティングやデビュー1年目にしてグローバルツアーを開始するなど、急速に市場に成功裏に定着した。また、卓越した能力で熱い反応を引き出すと同時に、デビュー初年度だけで累計160万枚に迫るアルバム売上を記録するという目覚ましい成果を上げた。この勢いに乗って今年1月のソウルコンサートを皮切りにワールドツアーに乗り出す。

またYGはヤン・ヒョンソク総括プロデューサーの公式アナウンスを通じて、今年はこれまで以上に所属アーティストたちの活発な活動を予告している。実際、TREASUREは今年ミニアルバム、3枚目のフルアルバムの発売に加えて、4月の「TREASURE 2025 FIRST US TOUR [SPECIAL MOMENT]」を通じてニューヨーク、ワシントンDC、オークランド、ロサンゼルスなど4都市での公演に続いて、今年10月からワールドツアーと緻密な活動を続ける。

さらに、今年カムバックと同時にワールドツアーを開始するBLACKPINKのために社内に別途のプロジェクト組織を立ち上げるなど、万全の準備を整えた。デビュー15周年記念ツアーを成功裏に展開中の2NE1の活動など、YGが保有しているメガIP(知的財産)に対する体系的な支援と協業も多角化する計画だ。

YGは「これまで本業集中のための事業構造再編に着実に努めてきた。2025年はその努力が成果につながる元年としている」とし「既存IPの持続可能性を高める一方、新規IP発掘および育成にも速度を上げることになった。我々の核心能力を継続的に強化し、音楽産業でのリーダーシップを確固たるものにしながら、YGのさらなる成長史を記録していく」と伝えた。