K-POP界ではここ近頃、歌がうますぎて「事件」になるという出来事が相次いでいる。
BTOBのウングァン、SEVENTEENのホシ、ApinKのウンジ…
いずれも今が旬の「事件の地平線」をカバーした歌手たちだ。女性ソロアーティスト、ユナが昨年11月に発表し、数ヶ月を経て大ブレイクしている楽曲だ。
一連の「事件」で最も話題になっているのが、Aipinkのチョン・ウンジ。
改めて彼女の横顔を紹介する。
1993年釜山市生まれ。2011年デビューのガールズグループ「Aipink」のメインボーカルを務める。
韓国では伸びやかな歌声、また純愛モノからカッコいい系の教師役までこなす女優としても評価される。現地での代表的なあだ名のひとつは「ムン」。これは韓国語での犬「モン」と「ウンジ」を引っ掛けたもの。「犬顔系美人」としても知られるところだ。
幼少期から童謡コンテストで入賞を果たすなど、歌を好んだ。高校卒業後はボーカルトレーナーになることを夢見ていたが、2011年に高校側の推薦もあり、Apinkのオーディションを受けることに。グループのデビュー日が先に決まっているタイトな日程のなか、釜山からソウル行きの電車の中でも一部オーディションが行われるなど、慌ただしい「合格」だったという。
中高時代は体育委員やフェンシング部、放送部での活動に勤しむなど、イメージ通りピュアな一面も。元AOAのミナと同じ中学だったという。一方で10代から20代前半にかけ、苦労の多い時代を過ごしたことでも知られる。
中学校時代に「ヘリン」という名前を「ウンジ」に改名したと明らかにした。これは占いの結果「母親にとって良くない名前」と判断されたからだという。2011年に本人が明らかにした。
高校卒業時には、ソウルで芸能活動を始めるにあたり「あんまり芸能人ぶったら、携帯電話の中の変な写真を暴露するから」と脅迫を受けたこともあるという。
また2016年春のソロ曲「Hopefully sky」の活動時には、「父が事業で借金を抱えていた。私が芸能活動を頑張ったこともあって、これを返せた時が本当に嬉しかった」というエピソードを口にした。楽曲は「ソウルにあって郷里の春の風景と父を思う」というテーマだった。
こういった点を含め、ざっくばらんとなんでも話し、人見知りをせず明るい性格でも知られている。さわやかで、謙虚で、実力もあるから一目置かれる。韓国ではそういったイメージで見られている。