K-POPグループNewJeansが、2月7日に大きな決断を発表しました。
グループ名を「NJZ(エヌジェイジー/韓国語読みではエンジェイジー)」に変更するというのです。
この決断の裏には、所属事務所ADORとの深刻な対立があります。
事の始まりは、去年の11月。
NewJeansのメンバー5人が「ADORとの契約を終わりにしたい」と言い出した出来事にあります。
では、契約って何?
芸能界での契約は、学校の入学にも似ています。
入学したら、その学校のルールがありますよね。そして学生は二つの中学校に同時に所属することはできません。
同じように、芸能人も所属事務所との契約で「この会社を通じてのみ活動する」というルールを守ることになります。
これを「専属契約」と呼びます。
では、なぜ5人は契約を終わりにしたいと言ったのでしょう?
メンバーたちは
「会社が私たちを大切に扱ってくれない」
「私たちを育ててくれたプロデューサーが会社を辞めることになった」
と主張しています。
一方、会社側は「話し合いをしたいのに、連絡が取れない」と言っています。
韓国では会社側に味方する意見もあります。
NewJeansがデビュー前からお金をかけて育てたのは会社側だからです。
問題は「NewJeans」という名前にもあります。
この名前の権利は会社が持っています。
スポーツでいえば、選手が違うチームに移籍したあと、元のチームのユニフォームは着られないのと同じです。
もし5人が「NewJeans」という名前のまま活動を続けると
活動で得たお金を会社側から「返してほしい」と言われる可能性がある
これが「法律に反した状態でお金を使った」と大問題になる危険も
韓国でアンチが増えると芸能界での活動が難しくなる可能性がある
そこで5人は「NJZ」という新しい名前で活動することを選びました。
これは、将来起こりうる問題を避けるための、現実的な判断だと言えます。
写真=メイン画像は生成AIにて作成しました