aespaが「Drama」でのカムバック以来、11日に2度目の音楽番組出演を果たした。MBC「音楽中心(ウマクチュンシム)」に出演したもの。
この日の出演動画について、ファッションジャーナリストのNono氏はaespaの衣装で感じるところがあったという。
「衣装は2023~24年秋冬のトレンドを象徴するものでしたね」
Nono氏はその理由について「フォーマルなドレスルックにドレープやギャザーが施され、エレガントで洗練された印象を与えます。サテン、レース、シアー素材のドレスは、ジュエリー装飾や3Dフラワーで飾られ、ロイヤルかつ大胆な雰囲気を醸し出しています」と述べた。
また、Nono氏は特にカラーパレットに注目。
「赤と黒を基調としたカラーパレットは、情熱や大胆さの象徴であり、aespaの存在感を際立たせ、パフォーマンスに独特の力強さを加えています。赤と黒の組み合わせは、パンクの要素も取り入れ、エレガントさを保ちながらも、曲のコンセプトに合わせた反抗的でアグレッシブな印象を与えています」と評価した。
Nono氏はメンバーごとのスタイルの違いについても触れ、「ニンニンとジゼルは、厚底のロングブーツやラッセルタイツ、チョーカーといったアイテムでパンクスタイルを強調しています。一方で、カリナとウィンターは、ジュエリーやコルセット風のトップス、サテンのリボンを用いることで、よりエレガントな要素を取り入れています」と分析する。
Nono氏は最後に、「aespaの衣装選びは、彼女たちの音楽やパフォーマンススタイルと密接にリンクしていて、その独創性と時代を捉えた感覚は、今後のファッショントレンドにおいても大きな影響を与えるでしょう。20代の女性たちにとって、彼女たちのスタイルは刺激的であり、自分たちのファッションに取り入れたい要素が満載です」と締めくくった。
aespaの衣装は10日の「ミュージックバンク」出演時も「2023年のトレンドをしっかり抑えたもの」とNono氏は評価。いっぽう「Drama」の歌詞の内容は「全ての物語が自分から始まる」という「私が中心になる」「私らしくある」という近年のK-POPガールズクラッシュの王道を行っている。今回の楽曲「Drama」には、年末に向けて「私たちはここに確かに存在します」というメッセージが込められているようにも感じられる。
写真出典=aespa公式SNS
文=吉崎エイジーニョ(編集長)