お盆も過ぎ、ここから「韓国行きのプランを立てるのにちょうどいい時期」がやってきます。
なにせ韓国は9月中旬くらいからがハイシーズン。旅行のプランって、およそ1か月前から組むことも多いのでは?
9月中旬、ソウルは東京より少し秋が早く来る。宮城県と福島県の県境あたりと同緯度ゆえだ。涼しくなってくるのです。
いざ、韓国へ行くとなると観光やショッピングはもちろんのこと、韓国料理を楽しみたいと思うのは当然では?しかし、この韓国料理が…おいしいんだが、体へのダメージもある。辛いし、ついついお肉などヘビーなメニューに連日行く、ということも。
すると体調を崩したり、ダイエットの乱れが心配、という方も多いのでは? 今回は、そんな韓国旅行での食事の楽しみ方をサポートするアイデアをご紹介します。
キーワードは「腸活」。
指南役は日本美腸協会EXE(エクゼクティブ)認定講師(日本に4人しかいません)の須本愛子先生。山口県を中心に企業の効率アップセミナーと腸活を組み合わせる斬新な手法で知られ、これまでの生徒は2,000人を超える。2021年にはその活動ぶりを認められ、同協会からBest Promoter Award受賞を授与された。近年では「美腸活青汁」を企業とともに開発するなど盛んな活動を展開している、というスゴいお方。
「じつは韓国料理はとっても腸活向きなんです。副菜や鍋で自然と野菜を多く摂取できること、発酵食品が豊富、温かいスープが多い点もいいです。少し気をつけると、楽しく美味しく食べながら旅先でも快腸で過ごすことが可能です」と須本先生。
ポイントは野菜、発酵食品、温かいスープだ。
まずは「辛さ」への対策。
キムチチゲ、テンジャンチゲ、プデチゲ、カムジャタン…どれもおいしい。
しかし、辛い物続きというのも胃にはつらいところ。
須本先生は「組み合わせを考えてみるのはどうでしょう?」と提言する。
「辛味成分であるカプサイシン自体は適量であれば、腸の動きを良くするものなのですが……おそらく問題点は”刺激物+脂っこいものの組み合わせ”なんです。揚げ物や脂質の多いお肉。辛いものやニンニクなどの刺激物を過剰に摂ると腸に負担がかかってしまいます」とのこと。
辛い鍋を食べたいなら、須本先生の提案によると「魚介類との組み合わせ」にすると良いそう。たとえば以下のメニューがおすすめ。
ヘムルタン(海鮮鍋)
コッケタン(ワタリガニ鍋)
テグタン・センテタン(タラ鍋)
サンナクチ(イイダコ鍋)
須本先生曰く
「腸内環境を乱しにくいものに替える」
という考え方だという。
「組み合わせ」の考え方は、お酒にも適応可能だ。
「お酒を乳酸菌豊富な発酵食品でもあるマッコリにするのもおすすめ」。
加熱していない生マッコリ。そして「小皿ひと皿程度のキムチも忘れずに」と須本先生。
生マッコリにキムチ。乳酸菌を組み合わせるという考え方だ。
辛いスープ対策には+魚介類、+乳酸菌という考え方で対応を!
韓国料理のもう一つの「軸」は「肉類」。
行っちゃうんですよね。ジュ―ビュー焼いて、バクバク食べるやつ。
須本先生によると「お肉を食べながらも“この肉をどう体の中で消化させるのか”と考えるといい」そう。
ここでも「組み合わせ」の発想を持つことだ。
野菜、特に白菜・大根・キャベツは非常によい。極端に言えば「肉と同じ量くらいの野菜を食べる」といった意識が大切だと須本先生。さらに肉につけて食べる「テンジャン(韓国みそ)」もすごくいい。
「発酵食品を摂取しやすい。これこそが韓国料理+腸活の重要なポイントです。(浅漬けではない)キムチや、ミソが出てくる料理が多いですよね」
さらにもうひとつ、食べる前の「一口」が重要だとも。
「温かいスープ類を飲んで、腸を温めることを考えてみてください」
最後に須本先生から+@のアドバイスを。
「旅行は楽しいもの。食べたいものを我慢せず、少しの工夫とバランスで快適な腸活を。韓国料理の美味しさを存分に楽しんで。もし食べ過ぎても…翌朝をおかゆ(죽)にして、胃腸を休ませれば腸活的にはOKです!」
これらのコツを取り入れ、次の韓国旅行で食の楽しみを最大限に味わおう。美味しい韓国料理と健康な腸活で、快適な旅行を!